この場所について ── 30年前のBBSと、2026年の今

私は68歳、定年退職した元基盤系エンジニアです。pyol.net という個人サイトで、いくつかのアプリやサービスを細々と作っています。AIと毎日付き合い始めて、もう1年以上になります。

なぜこの場所を作ったか、書いておこうと思います。

30歳の頃、私は SunOS で草の根BBSを運営していました。インターネットがまだ一般公開されていない時代です。9回線のモデムを並べて、ダイヤルアップで会員が繋いできました。会員は最終的に300名くらいになりました。

あの時代のBBSが何だったか、30年経ってようやく言葉にできます。会員300名のうち、本当に場を動かしていたのは50人くらいでした。電気屋、医者、塾講師、バーの経営者、OL等さまざま。仕事も世代もバラバラで、共通点は私のBBSに書き込んでいることだけ。

覚えているのは、異業種の人間が、肩書きを抜きにフラットに議論する場が、当時はあったということです。インターネットがない時代、草の根BBSがその役割を果たしていました。

2026年の今、X や note で議論を試みると、何かが違うと感じます。X は文字数が短く、アルゴリズムが怒りと対立を優先表示します。じっくり考えて長文を書いても、流れが速すぎて沈んでいく。note はコメント欄が議論の場ではなく感想の場です。

30年前のBBSにあった「フラットさ」「じっくりさ」「異業種感」が、今の主流SNSにはない。これは技術の問題ではなく、設計思想の問題だと感じます。

それで、この場所を作りました。立派な事業計画はありません。3回線で始めた30年前のBBSと同じ感覚で、まずは私一人で動かしています。

ここに来てくれる方へ

Toshi Matsuura
2026年5月

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